FC2ブログ

Entries

5. メガネにご注意!

  
18-IMG_8919.jpg        
                                       
気になる被写体を見つけたら、ファインダーを覗いてピントを合わせてシャッターを切る。そんなフツーのことがフツーにできなくて、涙にくれておりました。それがある日突然、解決したのです!

いくらピント合わせを回してもファインダーのなかの被写体はぼんやり。ピントが合わない、合わせられないのデス。それもこれも、わが腕のせいと悩むこと一年近く。さすがに、どうもおかしいぞと疑いはじめて、目医者さんを訪れてみれば、「あなたの眼鏡はまったく合っておりません」とキッパリ、バッサリ。「視力は1.0ですが、問題は遠視が強すぎることです。それも、困ったことに‘ど遠視’です。ひとの倍は疲れますよ。よくこれで一日中写真を撮ってましたね」。はっきり診断で知られるひげセンセイも呆れ顔。
 
小さいときから視力は1.5、時には2.0あるのが自慢だった。年を重ねて、いつの頃から読み書きするときにだけメガネを使うようになった。メガネ屋さんと親しくなって、読書がしずらい、コンピューターを長時間使うと疲れるなどと不平を言うと、「それ用のメガネをつくりましょう」ということになり、悩みは解消。目的別だとなぜ使いやすいだろうか。きっとメガネ屋さんがいいからだと勝手に解釈。 

11-IMG_7405.jpg読書とコンピューターを除けば、メガネの出番はあまりない。7年前につくったメガネが見えにくくなったが使い勝手がいいので、そのまま普段使いに愛用していた。

その延長で撮影にも使っていたのだが、それがピンぼけの原因というなら、撮影用のメガネを作るしかない。

一週間後、丸の内のメガネ屋さんで新メガネをかけて係りのおじさんを試し撮り。ファインダーのなかのお顔ははっきりしているような、ぼんやりしているような…。しかし、再生するとおじさんの温和なお顔がくっきり。 これは室内灯だからか、おじさんのお顔のせいか、気にかかる。

竹橋の国立近代美術館へ向かう。建築のインスタレーション展を開催中で、場内撮影OKと知って、新メガネができるのを待っていたのだ。

展示会場は暗く、そこを赤いレーザー光線がくねくね行き交い、暗闇で見学者にまといつく。無機質な被写体は大好きだが、ワタシが写せるような環境にはなかった。ガッカリしてそこそこで外へ。

何か撮るものはないか辺りを見回していると、建物脇で番号札をぶらぶら揺らしている退屈そうにしている傘立てが目についた。ファインダーを覗いてフォーカスリングを回すと傘立て諸君の姿が次第にはっきりくっきり。その横に止められた自転車だって椅子だってこの通り(右上写真)。ありがたや、ついにわが目でピント合わせができるのだ! 

うれしくて、辺りのゴミ箱からポール、階段を次から次へ撮影。ピントもばっちり。さすがは国立近代美術館さま、どれもカッコイイ。心わくわく撮影するワタシを掃除オジサンが不思議そうに眺めていた。

 I18-MG_8221.jpg

メガネの効用に感謝して、メガネの仕組みの勉強をした。人間の目とカメラの仕組みはよく似ていて、カメラがピント合わせのリングを回すと被写体が見えてくるように、目にもそれに相当する調節機能があるのだという。しかし、45歳くらいからこの機能が低下していく「調節異常」が始まる、いわゆる老眼である。

もうひとつの目のトラブルとして、近視、遠視、乱視のモトになる「屈折異常」がある。ピント調節機能をまったく働かせない状態では、近視は焦点が近くに合うので「手許ハッキリ、遠方ぼんやり」となる。調整力を働かせても焦点は手前に寄ってくるだけで機能しないので遠方は見えないままである。遠視は「遠くも近くもぼんやり」状態」なのだが、調整力を働かせると手前の方に焦点が寄ってきてくれる。しかし、遠視が強かったり調節力が弱ってくると手許も遠方もぼんやりしたまま。 そのくせ「見る努力」を怠らないので、これが「疲れ」の原因となる。

視力1.0の「ど遠視」、乱視、老眼というワタシのややこしい目でファインダーを覗くために、「両腕を伸ばした手の指の先から、今の視力1.0で見える範囲を見通せるようにしました。そのために、手許のモニターはちょっと見辛いですから他のメガネで見てください。 レンズの屈折率は1.60です」

もしピントが合わない、合わせられないとお悩みなら、腕ではなく目を疑ってみてはいかがでしょうか。
    
18-IMG_7969.jpg  
                新宿御苑のカンレンボクの蕾   


スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://naeiro.blog14.fc2.com/tb.php/7-264b340a

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する